ベネッセコーポレーションは17日、大学の有識者やIT企業などとともに、生成AIの社会実装を進める団体「Generative AI Japan」を設立した。
理事には日本マイクロソフトなどの役員や大学教授などが就任する。
デロイトトーマツグループなどの施設に研究施設を設置し、生成AIに関する最新の情報やビジネスでの具体的な活用方法を共有するほか、AIリテラシーの育成や教育プログラムの開発も進める方針だ。
生成AIをめぐっては認知度が高まった一方で、社会で実装するためには安全性などの課題も多く、活用が進んでいないことが指摘されている。
実態にそぐわない規制などが導入されることも懸念されることから、団体は、政府や公共機関と情報交換をするほか、危機管理のガイドラインを検討するなど国への提言も行っていきたいとしている。