うまみたっぷりの熟成肉と、韓国料理が味わえる岩手県盛岡市の焼き肉店「熟達焼肉 あだん」を紹介します。
スタッフ 柴田康正さん
「独自の熟成方法で、本来のうまみ、香りを引き出した肉を提供している」
盛岡市青山に２０２３年１２月にグランドオープンした「熟達焼肉 あだん」では、低温熟成でうまみを引き出した焼肉が味わえます。
店の看板メニューは、１０日間熟成させた「山清（さんちょん）テジカルビ」です。
スタッフ 柴田康正さん
「韓国に山清（さんちょん）という地域がある。そこに山清テジカルビというのを出している人気店がある。そこから学んできたのでその名前をつけた」
熟成させることでうまみと脂の甘みが増した豚肉に、改良を加えたつけダレで食欲そそる味わいに仕上げました。
スタッフ 柴田康正さん
「（つけダレは）甘い味付けが特徴。日本の味に合わせたしょうゆベース」
店おすすめの熟成肉は他にもあります。
３種類のタンが楽しめる食べ比べです。独自の熟成法で５日間熟成させて柔らかくなった牛タンの、「先」「中」「元」の３種類が味わえます。
一頭からとれる量が少ないタン元は、厚めに切り贅沢に使用しています。
牛タンの甘みとネギの辛みが相性抜群です。
「あだん」には、素材の味を生かすためにあえて熟成をさせないメニューもあります。
調理スタッフ 八木宗さん
「（前沢牛は）脂がキきめ細かい。しっとり感がある。肉汁も脂もおいしい。手頃な価格で提供できるように、自分たちで仕入れルートを確保している。カットまで自分たちで全部やっているので、その値段で提供できる」
しっとり柔らかな食感と、くどくない上品な脂の甘みが口の中でとろけます。
手頃な価格もうれしい逸品です。
上質な肉を味わえる「あだん」ですが、中にはちょっと珍しいメニューも提供しています。
調理スタッフ 八木宗さん
「チュクミサムギョプサルのヤンニョム（甘辛ソース）をもみこんでいる。チュクミっていうのは韓国のイイダコ。（味付けは）韓国のヤンニンジャン（トウガラシを使ったみそベースの調味料）をベースにして作った自家製のみそダレ」
１０日以上熟成させてうまみを引き出した豚バラ肉と一緒に、エゴマの葉と大根の酢漬けを巻いていただきます。
イイダコのプリッとした食感と、肉汁あふれる豚バラの甘みに絡むソースのほどよい辛みもクセになります。
スタッフ 柴田康正さん
「高級感のある店構えになっているが、ファミリーで楽しめる広い席や、プライベート空間を楽しめる2人用の席も用意している。色々なお客さんに来てもらい、それぞれが喜んでもらえるような店をつくっていきたい」
