岸田首相は14日、能登半島地震の発生後、初めて被災地に入り、石川・輪島市で避難所を視察した。

岸田首相は、避難所となっている輪島中学校を訪問し、避難者に対して、「大変な状況が続いているようだが、皆様の思いをしっかり受け止め、引き続き全力で頑張る。どうか心を強く持って下さい」と述べた。その上で、「皆様の未来に向けて希望が持てるように努力する」と伝えた。

また、避難所の運営担当者と話した際には、二次避難を巡って、「一日も早く仮設(住宅)が欲しい。一昨日から受付が始まったが、全然、足りない」などの声に耳を傾けた。

さらに、岸田首相は、避難所で活用している炊事用の車両を視察し、説明を受けた。

これに先立ち、航空自衛隊の輪島分屯基地では、自衛隊・警察・消防などの隊員らを激励。天候など厳しい環境下での安否不明者の捜索活動について、「心からの敬意と感謝」を伝えている。

岸田首相は、珠洲市の避難所も視察し、金沢市では、馳知事ら自治体の関係者と、今後の対応などについて意見交換する予定。視察を通じて現地のニーズを把握し、復旧・復興に向けた被災者支援の政策に反映させたい考え。

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