石川県で最大震度7を観測した能登半島地震について、政府は4日、被災地で救助活動などにあたっている自衛隊員を4600人程度に大幅増強する。
被災地で活動する自衛隊員は、3日に2000人に増員したが、生存率が下がるとされる地震発生72時間を迎える、4日中に4600人まで、さらに増強する方針。
木原防衛相は記者団に対し、「自衛隊は、ここを正念場ととらえて、被災地域において全力で救命救助活動を実施する」と強調した。
このほかの自衛隊の4日現在の態勢は、航空機が約30機、艦艇9隻、捜索犬12匹などとなっているという。
一方で、木原防衛相は、「被災者への生活支援活動もすでに始まっている。人命救助活動と車の両輪としてとらえ、双方とも決して抜かりのないように、しっかりと対応していく」と強調。
自衛隊として、避難所にいる被災者から救援物資などのニーズを直接、聴き取り、届けていく考えを示した。