フランスの捜査当局は、国内に駐機していた約300人のインド人が乗っていた航空機について、離陸停止を命じた。当局は、人身売買の情報がもたらされたとして捜査している。
地元メディアなどによると、離陸を停止させられたのは、中東のアラブ首長国連邦(UAE)から中米のニカラグアに向かっていた東欧ルーマニアのレジェンド航空機。
航空機には約300人のインド人が搭乗していて、フランス北東部の空港に給油のため一時着陸した際、人身売買の情報を受けたフランス当局が離陸を停止させたという。
当局は搭乗者の身元や渡航目的などの確認を行い、人身売買に関わった疑いで搭乗者2人の身柄を拘束し話を聞いている。
搭乗者には未成年も含まれていて、当局は最終的に米国やカナダに不法入国するためではないかとみて捜査している。