国会で8日、衆議院予算委員会の審議が行われた。
松野官房長官が、直近5年間で安倍派のパーティー収入から1000万円を超えるキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが明らかになる中、岸田首相は、自民党の政治資金パーティーの収入が、議員にキックバックされていた疑惑などについて「自民党全体に対しても厳しい目が注がれている、党全体の問題として強い危機感を持って一致結束、対応しなければならない問題だと認識している」と述べた。
また岸田首相は、松野官房長官が1000万円を超えるキックバックを受け取った疑いが報道されたことについて問われ、「報道は承知しているが、実態を把握しながら適切に対応しなければならない。今の時点で私が答えることは捜査に影響を与える恐れがある、答えは控える」と述べた。
松野長官は、2019年9月からおととしまでの2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めていたが、会見で疑惑について問われると、「政府の立場で回答は差し控える」などとして具体的な説明を拒んでいた。
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