アメリカのホワイトハウスは29日、バイデン大統領がUAE=アラブ首長国連邦で30日から始まる国連の気候変動対策会議=COP28を欠席すると発表した。
ホワイトハウスの発表によると、バイデン大統領は、自身の代わりにハリス副大統領に出席するよう要請するとともに、気候変動問題担当のケリー特使をはじめ、数十人の高官を会議に派遣するという。
バイデン氏が欠席する理由は明らかにされていないが、アメリカの主要メディアは、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止をめぐる交渉に注力するためと報じている。
バイデン氏は大統領に就任した直後から気候変動対策に力を入れていて、COP26・COP27と2年続けて会議に参加していた。