3年前、アメリカで黒人男性を暴行して死亡させた罪で収監中の白人の元警察官が、刑務所内で刺され重傷を負った。
当局などによると、アリゾナ州の刑務所に収監されていた元警察官のデレク・ショービン受刑者が24日、刑務所内でほかの受刑者に刺され重傷を負ったという。
ショービン受刑者は2020年5月、アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで「息ができない」と繰り返す黒人男性のジョージ・フロイドさんに対し、10分近くにわたって首を膝で押さえつけて死亡させ、22年6カ月の禁固刑で収監されていた。
この事件は、黒人に対する人種差別や暴力に反対するブラック・ライブズ・マターと呼ばれる抗議デモがアメリカ全土に広がるきっかけとなった。