深刻な教員不足の問題をめぐり、文科省が今年度の補正予算案に教員の成り手を確保するための事業として、およそ5億円を盛り込む方針であることがわかった。
補正予算案には、教職に興味がある人や教員免許を持っていても教職に就いていない人を対象に、全国で行われる教員の魅力を発信するイベントなどが盛り込まれている。
また、教職にこれから就く人への準備として行われる事前研修や、民間企業で働く教員免許保有者が期限付きで教員として働けるようにすることも盛り込まれ、文科省は全国の教育委員会が行うこれらの事業をおよそ5億円で支援する方針。
2021年度の調査では、全国の公立小中高校などで2558人の教員が不足していて、対策が急がれている。