10月25日、めざまし8のカメラが新潟駅の通路で捉えたスケートボード集団。
駅前広場には「スケートボード禁止」とはっきり掲げられているにも関わらず、危険で迷惑な走りが行われています。
ディレクター:
あっ今、飛びましたね。すぐそばには歩行者もいるんですが飛んだりして…、
あー危ない危ない危ない!危うく人にぶつかりそうな場面でした。
駅の通路を滑るスケートボード集団。
歩行者にはお構いなしで滑り抜け、奥から現れた女性にぶつかりそうになる場面もありました。
禁止ポスターや障害物設置も“効果なし”
ディレクター:
こちら(の壁)かなり傷が付いていますね。真っ黒になっている場所があります。スケートボードによる傷でついたものでしょうか、大量の傷がついています。
ディレクター:
スケートボードの禁止を促す張り紙ですが、こちらの上にも大量の傷がついていますね。
駅利用者:
スケボーやってる人たちがエスカレーターのところの壁を使って技とかやったりとかしてて、もう本当に無法地帯みたいな感じですね。
駅に近いショッピングエリアもスケボー集団の“無法地帯”に
駅にほど近い新潟随一のショッピングエリアも、スケボー集団の無法地帯となっていました。
新潟交通事業部 難波翼さん:
こちら(消火栓)なんかおそらくスケボーの板をぶつけてできた傷だと思います。何回かやられて。
新潟交通事業部 難波翼さん:
(コンクリートの角を指さして)スケボーでつけられた傷跡ですね。おそらく技を決めるようにスケボーをぶつけてという行為をたくさんされた結果、このような形でかなり傷をつけられてますので。
この施設の管理会社は、20万円から30万円をかけて、障害物や注意喚起のポスターなどを設置してきましたが、被害はやまないといいます。
新潟交通事業部 難波翼さん:
一歩間違えば街ゆく人々がけがしてしまう行為になるかと思いますので、警察に通報したりとかして対応してもらうんですけど、どうしてもいたちごっこというか。
新潟市にはスケボーを楽しめる施設が2カ所あるといいます。
それなのになぜ、多くの人が行き交う新潟駅や、周辺の禁止エリアで滑るのでしょうか?
このエリアでスケボーをしていたボーダーに話を聞きました。
ボーダーに取材「公共の物が傷つくのは、しょうがない」
駅前で滑っていたボーダー:
(施設まで)遠いし、金かかるし。
駅前で滑っていたボーダー:
僕たちそんなお金ないんですよ。ここ(駅前広場は)無料だし。やっぱストリートで滑ったが気持ちいい。
――駅前広場はスケボーだめなのは知っている?
あ、知ってます。
――なぜ駅前広場でスケボーするの?
やっぱ滑るのが気持ちいいからです。駅前の方が。聖地なんで。
駅前で滑っていたボーダー:
駅近いし。みんな集まるし滑れるし、金土とかは人多いし、みんなでパーティーしながら滑れるし。
さらに、スケートボードで、公共の物が傷ついていることについてどう思うのか聞きました。
駅前で滑っていたボーダー:
しょうがない。だから、もうなんかその辺の傷とかは、もう歴代の先輩たちがやってきてるから、そこに上書きする。今の俺らのあれを。爪痕を残すみたいな。
こうした迷惑行為に対し、新潟市も条例を改正する動きに出ています。
改正案では、新潟駅前広場で禁止する行為を、「スケートボードなど」と具体的に明記し、違反した場合は入場を禁じたり、退場を命じられるようにするといいます。
議会に提出し、2024年4月の施行を目指しているという改正案。
危険な迷惑走行にブレーキはかかるのでしょうか。
(めざまし8 10月27日放送)