アメリカ連邦議会は25日、空席となっていた下院議長にトランプ前大統領に近い共和党のマイク・ジョンソン議員を選出した。
下院議長を決める投票では、多数派の野党・共和党のジョンソン氏が過半数を超える220票を獲得し議長に選出された。
下院議長を巡っては、今月3日、マッカーシー前下院議長が共和党内の対立から史上初めて解任され、その後の後任選びも混乱が続き、3週間あまり空席となっていた。
ジョンソン氏はトランプ前大統領に近く、2020年の大統領選で不正があったと主張しているほか、ウクライナ支援の予算にも反対している。
バイデン大統領は、議会に対しイスラエルやウクライナ支援を含む15兆円規模の予算を要求しており、予算審議を巡り、今後、調整が難航することも予想される。
