過去最大級の値上げラッシュが続く中、調査会社インテージが全国6000店舗のスーパーなどに行った調査によると、値上げした食品の販売数量が、値上げラッシュが始まる2年前と今年9月を比較すると、ほとんどの品目で大幅に減っていることがわかった。
特に販売が落ち込んだのは「調味料」で、「キャノーラ油」が4割超の減少と最大の落ち込みになったほか、マーガリンと砂糖がそれぞれ2割減少した。
また、小麦粉とサバ缶が3割減、魚肉ソーセージやカップラーメンが2割減と軒並み大幅な落ち込みとなった。
一方、日用品では、洗濯用洗剤や歯磨き粉、シャンプーなどで1割ほど販売が増加していて、生活に欠かせない日用品よりも、食費で家計を切り詰める傾向が見られた。