全国各地でクマに人が襲われるなどの被害が相次ぐなか環境省がきょう緊急的な支援を行うと発表した。
伊藤環境相:
人里の周辺に生息するクマの調査や捕獲など地域ニーズに応じた緊急的な支援を検討している。
環境省は、北海道と東北北部の合わせて4道県を中心にクマの活動範囲や冬眠場所の特定などの調査や捕獲にかかる費用を支援すると明らかにした。
また、専門の人材についての情報も提供するとしている。
今年4月から9月までにクマによる被害にあった人は、全国15の道府県で109人にのぼり、過去最悪となった3年前の同じ時期を上回るペースで増加している。
2023年はクマが冬眠に入る時期が例年に比べ遅くなる可能性があるとして、環境省は、クマの生息域にむやみに入らないなど注意を呼びかけていくとしている。