天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、12日午後、皇居内の厩舎で、伊勢神宮に「神馬(しんめ)」として贈られる馬にニンジンを与えられた。
両陛下と愛子さまは、マスク姿で皇居内の厩舎を訪れ、乗用馬の8歳の「本勇(もといさむ)」号と対面された。
伊勢神宮には、皇室から贈られた「神様の乗り物」とされる神馬が内宮と外宮にそれぞれ2頭ずついて、「本勇」号は気性が穏やかで人懐っこい性質などから、神馬の候補に選ばれたという。
これまでも、神馬として奉納される馬のもとに上皇ご夫妻が足を運ばれていて、両陛下と愛子さまにとっては、今回が初めて。
ご一家は週末などの散策の際に厩舎を訪ねたり、愛子さまの誕生日用の映像を厩舎で撮影するなど、普段から馬に親しんでいて、皇居での務めを終えた「本勇」にニンジンを与え、「頑張ってね」などと声をかけて労われた。
ニンジンが欲しいと足をあげてアピールする馬に、愛子さまは「よく食べるんですね」「詰め込んじゃった」と笑顔を見せ、優しく鼻筋を撫でられていた。
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