当時3歳の息子を布団で巻いて死亡させたとして逮捕された、27歳の母親。
調べに対し、「しつけのつもりでやった」と容疑を認めているという。

母親は…「耳をふさぎたくなるほどの叫び声で」

事件が起きたのは、千葉・我孫子市のアパート。
自称・動画編集業の永沼楓月容疑者(27)は2022年2月、息子・清水奏良ちゃん(当時3)に複数枚の布団を巻き、死亡させた疑いが持たれている。

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永沼容疑者は当時、元夫と奏良ちゃんの3人で暮らしていたが、犯行時、元夫は外出中で、永沼容疑者と奏良ちゃんが2人きりだったという。

事件は、永沼容疑者が「息子が泣きやまず、布団で巻きつけた。息をしていない」などと119番通報したことで発覚。

司法解剖の結果、奏良ちゃんは吐いたものを吸い込んだことによる窒息死の可能性があるという。

近くの住民は、事件の前から子どもが泣く声や母親と思われる女性の怒鳴り声を耳にしていたという。
また、泣き声があまりにも長く続いたため、永沼容疑者の家まで行ってみたという人もいた。

近隣住民A:
お母さんらしき人が怒鳴っている声と、それに反応して泣いちゃってるお子さんの声は時折聞こえたって感じです。

近隣住民B:
「うるさい」、「静かにして」みたいな、お母さんの声だと思います。(子どもは)泣き叫んでいました。

近隣住民C:
あまりに泣いているから、(自宅に)見に行ったことがあるけど、出てこない。それから1週間くらいで(奏良ちゃんが)亡くなった。

事件の数カ月前から複数回にわたり、布団で奏良ちゃんを巻いていた可能性があるとみられている永沼容疑者。

調べに対し、「夜泣きで耳をふさぎたくなるほどの叫び声だった」、「しつけのつもりでやった」と話し、容疑を認めているという。

我孫子市は、未然に防ぐことができなかったのか、関係各所に指導を受けながら、再発防止に努めるとしている。
(「イット!」9月29日放送分より)