中国の秦剛前外相の動静が不明となり解任されたことをめぐって、アメリカメディアは、秦剛氏がアメリカで大使を務めていた時に不倫を続け現地で子どもをもうけたことが原因と報じた。
アメリカのウォールストリート・ジャーナルは19日、複数の関係者の話として、中国共産党による秦剛氏の内部調査の結果が8月に中国政府の高官などに報告されたとしている。
調査結果では、秦剛氏はアメリカで大使を務めていた時代に不倫を続け、現地で子どもをもうけていたとしていて、解任理由は「生活上の問題」。
秦剛氏の調査はその後も続けられていて、不倫などによって中国の国家安全保障を脅かしたかが、焦点になっているという。
また、アメリカ生まれの子どもには、アメリカ国籍が与えられるため、関係者の話として、子どもの存在が中国の利益を代表する外相の仕事に影響を及ぼす可能性があったとの見方も伝えています。
秦剛氏をめぐってはこれまでに台湾メディアなどが香港のテレビ局の女性キャスターとの不倫疑惑を報じていた。