ロシア国防省は、朝鮮戦争の休戦協定締結70年に合わせ、ショイグ国防相を団長とする代表団が、北朝鮮を訪れると発表した。
北朝鮮は朝鮮戦争の休戦協定が締結された7月27日を、戦争に勝利した「戦勝記念日」と位置付けていて、2023年は協定締結から70年の節目になる。
こうした中、ロシア国防省は、ショイグ国防相を団長とする代表団が記念行事に参加するため、25日から27日まで、北朝鮮を訪れると発表した。ロシア国防省は、今回の訪問が、「軍事関係の強化に貢献し、両国の協力関係の発展における重要な段階になる」としている。
また、中国からは李鴻忠全人代副委員長を団長とする代表団が、北朝鮮を訪れる予定だ。
外国の要人が訪朝するのは、2020年1月に北朝鮮が新型コロナの感染対策で境界を封鎖して以降、初めてとなる。
北朝鮮は今回の代表団の訪朝で軍事的圧力を強めるアメリカに対し、ロシア・中国との連携を強調する狙いがあるとみられる。