マイページ
“記名式ゴミ袋”に賛否の声 ゴミ削減かプライバシー保護か…経費約3億円減の自治体も 求められる自覚ある行動|FNNプライムオンライン
イット!

“記名式ゴミ袋”に賛否の声 ゴミ削減かプライバシー保護か…経費約3億円減の自治体も 求められる自覚ある行動

Google ニュース プリファードソース

7月21日、取材班が向かったのは、千葉・野田市。SNSで賛否を呼ぶ、あるものを取材するためだ。

住民からは“慣れた・意識変わる”の声も…埋め立て費用など約3億円削減

野田市に到着し、ゴミ置き場を見てみると、出されたごみ袋に書かれていたのは“住民の名前”。

ゴミ袋に名前が(千葉・野田市 住民の許可を得て撮影)
ゴミ袋に名前が(千葉・野田市 住民の許可を得て撮影)
この記事の画像(19枚)

野田市では、指定のゴミ袋に名前を記入しないと回収されない、独自のルールがあるのだ。

取材の限り、住民はあまり名前を記名するルールを気にしていない様子だ(住民の許可を得て撮影)
取材の限り、住民はあまり名前を記名するルールを気にしていない様子だ(住民の許可を得て撮影)

「私はそれぞれがマナーを守る上で(名前を)書いた方が、みなさん自覚が生まれるのではないかと思う」と話すのは、野田市民。長年の習慣となっているため、住民はこの変わったルールをさほど気にしていない様子だ。

取材の限り、住民はあまり名前を記名するルールを気にしていない様子だ(住民の許可を得て撮影)
取材の限り、住民はあまり名前を記名するルールを気にしていない様子だ(住民の許可を得て撮影)

しかし「息子の高校のお母さんたちの集まりがあった時に、『えっ!野田市は(ゴミ袋に)名前書くの?』と言われて。『そんなところには住めない』と言われました」という声も。

取材に応じてくれた女性。ゴミを出す前に、しっかりと分別
取材に応じてくれた女性。ゴミを出す前に、しっかりと分別

石山奈帆さんが住む地区では、この日が“可燃ごみ”の日。

しっかりと分別をして、袋に入れたら、最後に名前を記入する。しかもフルネームだ。

フルネームで記入。「名前を書くことによって、意識は変わると思う」と話す石山さん
フルネームで記入。「名前を書くことによって、意識は変わると思う」と話す石山さん

野田市民・石山奈帆さん:
私は慣れてるので、そこまで抵抗はもうない。名前を書くことによって、意識は変わると思います。

この取り組み後に分別が進み、約3億円を削減できたという野田市
この取り組み後に分別が進み、約3億円を削減できたという野田市

野田市ではこの取り組みによって分別が進み、大幅にごみが減少。埋め立てなどにかかる費用、約3億円を削減できたという。

東京都内で話を聞いてみると、不安の声が多く聞かれた
東京都内で話を聞いてみると、不安の声が多く聞かれた

名前を記入する必要のない東京都内で聞くと、性別を知られることなどへの不安の声が上がった。

20代女性の2人組:
恥ずかしい。個人情報丸出しですよね。大丈夫ですか、それ。
ストーカーにあったらどうするんだろう。

10代:
どんな人が歩いているのかわからない所で、フルネームを出すのは抵抗がある。

他の自治体でも導入の中、廃止検討の自治体も

野田市だけではなく、長野・塩尻市は、袋に名前を書くことを条例で義務化している。

名前の記入を導入する自治体も増える中、廃止を検討している自治体もある
名前の記入を導入する自治体も増える中、廃止を検討している自治体もある

さらに福井・鯖江市も1年ほど前から同様の取り組みを始める中、山口・岩国市は、プライバシー保護の観点から廃止を検討している。

住民の意識を高める取り組みの一環
住民の意識を高める取り組みの一環

ごみ袋を巡っては、住民の意識を高める取り組みとして、京都・亀岡市や福岡・柳川市など、袋の表記を「燃やすごみ」から「燃やすしかないごみ」などに変更した自治体もある。

ごみの削減か、プライバシーの保護か。いずれにせよ、ひとりひとりの自覚ある行動が求められている。

(「イット!」7月21日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(19枚)
  • 1
  • 2
イット!の他の記事
台風26号接近で広がる不安 冠水から1週間経過も水位の上昇続く 「過剰な盛り土」崩落で“天然のダム”状態に 千葉・酒々井町
台風26号接近で広がる不安 冠水から1週間経過も水位の上昇続く 「過剰な盛り土」崩落で“天然のダム”状態に 千葉・酒々井町
社会
店先でくじ削る男性があわや…駐車場から出た車が急発進し店に突っ込む 「アクセルとブレーキを踏み間違えた」 トルコ
店先でくじ削る男性があわや…駐車場から出た車が急発進し店に突っ込む 「アクセルとブレーキを踏み間違えた」 トルコ
国際
クマが住民襲う被害続発 「武器がない」人を恐れず戻ってくるクマと対峙 死者10人との報道も ロシア
クマが住民襲う被害続発 「武器がない」人を恐れず戻ってくるクマと対峙 死者10人との報道も ロシア
国際
猛スピードの車が駐車中の車に次々衝突 横転後さらにバックで100メートルようやく停止 男女は自力で脱出 トルコ
猛スピードの車が駐車中の車に次々衝突 横転後さらにバックで100メートルようやく停止 男女は自力で脱出 トルコ
国際
一覧ページへ
×