松野官房長官は7日、岸田首相が7月11日から13日まで「NATO首脳会合」と「日EU定期首脳協議」のため欧州のリトアニア、ベルギーを相次いで訪問することを発表した。

岸田首相がNATO首脳会合に出席するのは、去年に続き2回目。

松野官房長官は、「ロシアによるウクライナ侵略など厳しい国際安全保障環境を踏まえ、日本とNATOの協力を一層強化する重要性について発信する考えだ」と述べた。

また、今回の訪問の中で「各国首脳と会談し、インド太平洋情勢等に関する意見交換を行い、連携を確認する考えだ」と強調した。

政府関係者によると、岸田首相はリトアニアでは韓国の尹錫悦大統領と会談する方向で調整をすすめていて、実現すれば、福島第一原発の処理水の海洋放出について直接説明するものと見られる。