29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、269ドル、反発した。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が、23の銀行を対象にした健全性審査で、全ての銀行が深刻な景気後退を乗り切るための十分な資本を保有しているとの結果を公表したことが好感され、銀行株を中心に買いが膨らんだ。
上げ幅は一時、300ドル近くになった。
結局、ダウ平均は、前日比269ドル76セント高の3万4122ドル42セントで取引を終えた。
一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は小幅に反落し、前日比0・42ポイント安の1万3591・33だった。