立憲民主党の安住国対委員長は21日、党の会合で「振り回した解散権については、高い代償が絶対に伴う」と岸田首相を批判した。

通常国会の閉会に先立ち、安住氏は党の衆院議員らが出席した会合で挨拶した。
この中で安住氏は、会期末に取り沙汰された衆院解散を巡り、「振り回した解散権については、高い代償が絶対に伴う」と岸田首相を批判し、「軽々しく振り上げるべきではない。後半国会の混乱に強く抗議したい」と述べた。

一方で、安住氏は、150日間の国会における議員の協力に感謝を述べつつ、反省の言葉も口にした。
安住氏は、「野党第一党にとっては、本当に厳しい試練の時代が続いている」と述べ、「私たちを取り巻く視線は、決して温かいものではなかった気がする」と振り返った。

また、「他の党と比べて、ニュースの配信量は3倍から5倍」との見方を示しつつ、立憲の支持率上昇につなげられなかったとして、国会対策の担当である「私どもの責任だ」と語った。
その上で、「多くの国民の声を聞いて、もう1回エネルギーを蓄え、秋の戦いに臨みたい」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。