立憲民主党の安住国対委員長は21日、党の会合で「振り回した解散権については、高い代償が絶対に伴う」と岸田首相を批判した。
通常国会の閉会に先立ち、安住氏は党の衆院議員らが出席した会合で挨拶した。
この中で安住氏は、会期末に取り沙汰された衆院解散を巡り、「振り回した解散権については、高い代償が絶対に伴う」と岸田首相を批判し、「軽々しく振り上げるべきではない。後半国会の混乱に強く抗議したい」と述べた。
一方で、安住氏は、150日間の国会における議員の協力に感謝を述べつつ、反省の言葉も口にした。
安住氏は、「野党第一党にとっては、本当に厳しい試練の時代が続いている」と述べ、「私たちを取り巻く視線は、決して温かいものではなかった気がする」と振り返った。
また、「他の党と比べて、ニュースの配信量は3倍から5倍」との見方を示しつつ、立憲の支持率上昇につなげられなかったとして、国会対策の担当である「私どもの責任だ」と語った。
その上で、「多くの国民の声を聞いて、もう1回エネルギーを蓄え、秋の戦いに臨みたい」と述べた。