アメリカ連邦議会上院は1日、債務上限を引き上げる法案を賛成多数で可決し、デフォルト=債務不履行が回避されることになりました。

法案は2年間、国防費を除く予算に上限を設けることなどを条件に、債務上限を引き上げる内容になっています。

法案の採決には野党・共和党などの反発も予想されていましたが、先月31日に下院で可決され、上院も超党派の議員による賛成多数で可決されました。

バイデン大統領は「アメリカ経済と国民にとって大きな勝利だ」との声明を発表しています。

法案は2日にバイデン大統領が署名し、成立する見通しです。

債務上限の引き上げをめぐっては、イエレン財務長官が今月5日にも史上初となるデフォルトに陥る可能性を警告していました。