経済三団体の一つである経済同友会の代表幹事に就任するサントリーホールディングスの新浪剛史社長が、記者団に抱負を語った。
新浪氏は「企業はどんな社会においても新陳代謝をしている、それは企業の市場で活動が行われるが、人に関してはもっと重視してやっていかねばならない」と述べた。その上で「日本において人に投資が向けられていなかったことに手を付ける」と「人への投資」を強化すると語り、リスキリングやトレーニングで働く人材が新たな分野に移りやすい仕組みをつくる必要があると強調した。
また、企業経営者や研究者で構成される「令和臨調」について、経済同友会として共に行動するとの考えも示した。
新浪氏は、4月27日午後に開かれる経済同友会の通常総会で、新しい代表幹事に正式に就任する。