政府は26日、大型連休中にアフリカ諸国を訪問する岸田首相が、帰路にシンガポールのリー・シェンロン首相と会談する方向で調整していることを明らかにした。
岸田首相は4月29日から5月5日まで、南半球に多い新興国「グローバルサウス」のエジプト、ガーナ、ケニア、モザンビークのアフリカ4カ国を訪問する予定だが、松野官房長官は26日午前の会見で、「アフリカ諸国への訪問からの帰路に、シンガポールでリー・シェンロン首相と会談する方向で調整中だ」と述べた。
さらに、リー首相との会談の意義について「自由で開かれた国際秩序の維持強化に向け、日ASEAN友好協力50周年を念頭に、シンガポールとの連携をさらに強化していく考えだ」と強調した。