アメリカのオースティン国防長官は11日、ウクライナ情勢などに関する機密文書が流出した疑惑について、「あらゆる手を尽くす」と述べ、全容究明に取り組む考えを強調した。

オースティン長官は会見で、文書流出の問題について「非常に深刻に受け止めている」と述べた上で、「流出元とその範囲が判明するまで調査を続ける」と全容の究明に全力を尽くす考えを示した。

また、2月28日と3月1日の日付で文書が投稿されたことを認識していたが、それ以前にSNS上に他の文書が投稿されたかは分からないとしている。

流出したとされる機密文書についてアメリカ政府高官は、一部が改ざんされていることを指摘する一方、本物が含まれている可能性にも言及している。

アメリカメディアなどからは、2013年に外交文書などがウィキリークスに流出した事件以来、最大の情報漏洩事件の可能性があるとの見方も出ている。