おどろおどろしい血しぶき... 芝居絵屏風「絵金蔵」

幕末の絵師・金蔵の屏風絵を収蔵する、高知・香南市の「絵金蔵」が、11月27日 来場者15万人を達成した。

絵金蔵の記念すべき15万人目の来場者となったのは、広島からやって来た佐々木幸代さん。
記念に花束や絵金グッズが手渡された。

佐々木幸代さん:
びっくりです。今から楽しみです。記念になりました。もう一生忘れられないと思います

佐々木さんたちは、香南市商工会が企画した「おもてなし交流事業」の一環で初めて絵金蔵を訪れた。

2020年2月に15周年を迎える絵金蔵。
かつては、大商人であふれた赤岡町のにぎわいを復活させようと、町の家々に保管されていた絵金の屏風絵を集め、保管・活用する拠点として2005年にオープンした。
絵金の特徴は、何といっても血しぶきが飛ぶ、おどろおどろしい芝居絵屏風。
幕末から明治初期にかけ、絵師・金蔵とその弟子たちによって手掛けられた。

人形浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑」の一節。
白狐の化身が、まだ幼い安倍晴明を置いて、別れを告げる名場面。
細かい部分に、さりげない技法が施されている。
障子に書かれた形見の歌、「恋しくば尋ねきてみよ」と裏返しに描かれている。
「裏から見る」、つまり「恨み」とかけている。
このような隠し絵の技法も、芝居屏風絵の魅力。

本物の屏風絵は、2点だけ穴からのぞけるように。
本物は、7月の「絵金祭」で見てほしいという思いが込められる。

2005年に開館した「絵金蔵」。
その道のりは、平坦ではなかった。
2010年、熊本県に貸し出していた屏風絵5点が、防虫作業の手違いから黒く変色してしまった。
修復作業は長期に及び、無事に絵金蔵にもどったのは2017年のことだった。

澤田美枝館長:
絵金さんの絵を見て、怖いという方も素晴らしいという方もいらっしゃる。その魅力を皆さんにわかってもらいたい

絵金蔵では、15周年を迎える2020年2月、絵師・金蔵の生涯を描いた映画を上映することにしている。

“まるでジブリ映画の一場面”神秘的な空間「伊尾木洞」

高知・安芸市の国道55号線沿いにある「伊尾木洞」

約300万年前に堆積した海底の地層が隆起し、波の力でつくられた海食洞。
洞窟の中には、貴重なシダの群生が広がり、神秘的な空間を作り上げている。

「まるでジブリ映画の一場面のよう」と観光客にも評判。
この場所を、より多くの観光客に楽しんでもらおうと、観光案内所が新しく整備された。
さらに、地元の人たちによる有料の観光ガイドもスタート。
魅力的な自然景観を、地域への経済効果につなげる取り組みが進んでいる。

ほんの数秒しか見られない幸運の夕日「だるま夕日」

宿毛湾の冬の風物詩「だるま夕日」

大気と海水の温度差が大きく、よく晴れた日にしか現れない現象。
その珍しさから「幸運の夕日」とも呼ばれている。
ほんの数秒しか見られないということで、見ることができたら何かいいことがあるかもしれない。
だるま夕日は、2月上旬まで見ることができる。

(高知さんさんテレビ)