住宅地の斜面が突然崩落

神奈川県逗子市で2月5日、午前8時ごろ住宅地の斜面が突然崩落した事故が起きた。
道路を塞いだ大量の土砂、崩れた斜面のすぐ上にはマンションがあり、通学中の18歳の女子高生が巻き込まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。

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一体なぜ崖崩れが起きたのか。めざましテレビは専門家とともに現場を緊急取材。

危機管理アドバイザー 和田隆昌:
周辺の樹木を見てると、角度がかなりずれているんですよ。

全国にほかの地域でも危険箇所が数多くあり、ニュースのミカタは住宅地の斜面が突然崩落、注意すべき危険なポイントを見ていく。

今回の崩落が起こる前の斜面は青々と木が生い茂っていた。

しかし、崖崩れが起きたあとの斜面は、土が露出し木が根こそぎえぐり取られている。

雨が降っていないのになぜ崩れたのか

現場は逗子駅から約2キロの住宅地で、付近には学校や郵便局もある。
現場付近では2月に入って雨が降っていなかったにもかかわらず、なぜ今回がけ崩れが起きてしまったのか。現場を見た専門家は…

危機管理アドバイザー 和田隆昌:
崖の上の斜面の防護柵だったりネットだったりそういったものが無かった。

逗子市が公開しているハザードマップに今回崩れた斜面は傾斜度が30度以上で、高さが5メートル以上に相当する急傾斜地の「土砂災害警戒区域」として指定されていた。

崩落した斜面は5メートルほどの高さまでコンクリートで補強されていたが、今回はその上の部分が突然崩れた。

危機管理アドバイザー和田隆昌:
途中から崩れているのではなく、一番上の敷地のところの斜面から全部崩落している。

専門家は風化が進みいつ崩れてもおかしくない状態だったと指摘した。

土砂災害警戒区域は全国に多数 崖崩れしやすい場所とは

実は今回事故が起きたような急傾斜地を含む、土砂災害警戒区域は全国に約57万4000か所も存在している。
都内にも数多くある土砂災害警戒区域の1つを取材すると…

約60年近所に住んでいる女性:
港区のハザードマップだと危ないって出ているので、雨が降ると通らないです。危ないなとは思いますね。

和田氏によると、「フェンスがある道路沿いでも、ひとたびがけ崩れが起きれば岩や木がフェンスを突き破る恐れがある」という。

では崖崩れの恐れがあるのはどんな場所なのか。専門家によると…

危機管理アドバイザー和田隆昌:
(ここは)木の根っこは出ていて上に重量のある大木があるじゃないですか。やばいです。

木の根っこなどが地表に現れている斜面は要注意だという。

和田氏によると、「石が落ちてきたとみられる場所や岩の隙間から水が流れ出ているところも危険度が高い。まずは日頃活動するエリアについてはハザードマップで危険な場所を把握し行動してほしい」という。

(「めざましテレビ」2月6日放送分より)

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