みんなと防災のコーナーです。今年の夏は関東を中心に大雨に見舞われ、各地に甚大な被害が及びました。特に被害が多かった8月の千葉豪雨では、床上浸水が1054棟、床下浸水が2736棟にのぼるなど、多くの住宅被害が確認されています。
自然災害で住宅が被害を受けた時に頼みの綱になるのが「保険」です。対象となる保険や、いざという時に備えて確認しておくべきポイントを取材しました。
損害保険や生命保険の代理店、宮崎市のブルースター。浸水被害に備える場合、基本となるのが火災保険です。
(ブルースター 齋藤学さん)
「一般的には、台風や豪雨による洪水、高潮、土砂崩れなどで住宅や家財に生じる損害に備えるには、火災保険に「水災補償」が付いていることを確認する必要があります。」
この「水災補償」は、保険会社やプランによって、標準で付いている場合とオプションで加入する場合があるので、契約の際に確認が必要となります。また、住宅だけでなく、家具や家電などの家財にも補償を付けているか、それにどのような被害が補償の対象になるのか、確認しておくことも重要です。
(ブルースター 齋藤学さん)
「弊社が取り扱う損害保険については、地盤面より45センチ以上の浸水という条件や、契約されている建物を再取得する金額の30%を超える損害の場合にお支払いする条件がございます。各社によって補償されるための損害基準は違うため、ご契約されている証券の内容を確認することをお勧めいたします。」
もしもの時に備えて、補償は万全にしておきたい一方で、保険料の負担はできる限り抑えたいところ。火災保険に水災補償を付けるべきか判断するために、自宅があるエリアの災害リスクを事前に把握しておく必要があります。
(ブルースター 齋藤学さん)
「参考になるのは、自治体のハザードマップや国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」です。洪水や高潮、土砂災害、津波などは、それぞれリスクの見方が異なりますので、一つだけでなく複数の情報を確認することが大切です」
また、保険金を請求する際にも、押さえておくべきポイントがあります。
(ブルースター 齋藤学さん)
「可能であれば、片付けや修理を始める前に、被害箇所や浸水の高さ、損害を受けた物の様子を写真等で記録をしておくことが肝要です。」
自分が住む地域の水災リスクをしっかりと把握し、最適な補償内容を選び備えておくことが大切です。
また、車も注意が必要です。9月の台風24号では、県内でも車の水没がありました。車の水没の場合、火災保険の家財の対象とはなりません。
ブルースターの齋藤さんによりますと、任意の自動車保険で車両保険を付けている場合、台風や洪水などによる車の水没は対象となることがあるということです。
ただ、これも必ず自動で付く補償ではなく、通常はオプションで選択する場合が多いということです。自分がいる地域だけではなく、よく行く場所のことも考えて備えておく必要があります。
