頭が痛い灯油の値上がり。とはいえ、これからの季節に暖房は欠かせない。
どうしたら灯油を節約して、効率的に部屋を暖められるのか。
目からうろこの節約術と、売れ行き急上昇の暖房器具とは。
北海道の灯油配達価格「1リットル158.8円」
「1リットル190円の灯油をイメージして、生活に照らし合わせると本当に厳しい」(北海道生活協同組合連合会 中島 則裕 会長)
10月21日に発表された北海道の灯油の配達価格は1リットル当たり158.8円。
190円が現実のものとなるかもしれない。

札幌市の調査によると、市内の住宅の暖房の5割以上が灯油を使っている。
利用者にとっては大ダメージだ。
暖房費はどうなってしまうのか。
灯油やガスの販売会社によると。
「灯油を使った暖房が一番安いと、過去は言われていた。1リットル190円になってしまうと都市ガスやLPガスの方が安くなる可能性も」(いちたかガスワン 石川 浩 執行役員)

こちらの会社が試算した、4人家族の1シーズンの暖房費だ。
灯油が1リットル120円の場合は14万4000円で、都市ガスやLPガスより安く抑えられる。
しかし、190円になると22万8000円で最も高くなるというのだ。
灯油の節約はどうしているのか。街の人々は…
「暖房はまだ我慢している。灯油と並行してエアコンを使ってみる」
「家の中で暖房が全部ついているのを、使わない部屋は抑える」(いずれも北海道民)
効率の良い暖房で、灯油を節約するにはどうしたらいいのか。

まずは、暖房器具の掃除だ。
「空気を取り込むフィルターの部分を掃除することで、燃焼効率が変わってくる」(いちたかガスワン 石川 浩 執行役員)
掃除機やブラシなどで、フィルターについたほこりを取り除く。
月に1回程度行うのが効果的だという。

暖気を部屋から逃さない工夫も重要だ。
「部屋の4~6割の熱が窓から逃げる。厚手のカーテンで下まで覆う」(石川さん)
窓にこのような対策をすることにより、体感温度が2~3度ほど上がるという。

足元を暖かく保つのも効果的だ。
「ラグマットを敷くと、服を1~2枚着たくらい体感温度に差が出てくる」(石川さん)
また加湿器を使い40~60%の湿度を保つことも、体感温度を上げるのに有効だという。
これらを上手に組み合わせると、灯油代はどうなるのか。
「4人家族で木造戸建ての場合、1か月2000~3000円変わってくる可能性がある」(石川さん)

こまめな節約だけではない。
いま売れ行きが急上昇している暖房器具がある。
「こちらの商品が売れ行きのいいファンヒーターで、前年同期比150%の売れ行きです」(ジョイフルエーケー屯田店 永島 一保さん)
売れ行きが前年同期比5割増しの暖房器具。
一体、何が違うのか。
一般的な暖房器具は固定式で出力が大きく、部屋全体を暖める。
それに対してこちらのファンヒーターは持ち運びができ、人がいる場所を重点的に暖めることができる。
その分、灯油も節約できるというわけだ。
「灯油を使用するがエコモードがついていて、設定温度を超えると自動で停止する。それより低くなると自動で作動する」(永島さん)
北海道ではなじみの薄い、こんな暖房器具も人気だという。

「こたつが今、売れ始めている」(永島さん)
こちらも部屋全体を暖めるのではなく、ピンポイントで暖めることができる。
電気代は“弱”で使用した場合、1時間当たり2.5円だという。
「フィンヒーターやストーブは電気代と灯油代がかかる。こたつは電気代のみですむ」(永島さん)
部屋全体を暖めるのを抑え気味にしてこたつでカバーするなど、節約志向で最近売れ行きが好調だという。
賢く節約して、なんとか灯油高の冬を乗り切りたい。
