9月、岐阜県下呂市の墓地で相次いで発生した、花立てなどが倒される被害。墓を荒らしていたのは、実は…。
(リポート)
「岐阜県下呂市の山沿いにある墓地です。先月から花立てなどが倒される被害が相次いで発生しました」
紐のようなものでくくりつけられた墓に、倒れた花立て…。
9月1日、下呂市内に住む男性から「墓地が荒らされている」などと、下呂警察署に通報がありました。
しかし現場はここだけでなく、4kmほど離れた墓地でも被害が。
近隣住民:
「まさかというか。墓にいたずらするなんて、ちょっと考えられないので」
被害は9月の1カ月間で、萩原町と小坂町の墓地4カ所で計11件にも及び、警察は器物損壊事件として捜査。

墓地に設置された防犯カメラが捉えていた犯人は…『サル』でした。
墓地に供えられた花を倒し、物色しているような姿が。墓石に飛び乗ると、ぐらぐらと揺らしています。一部は壊れてしまったようにも見えます。

近隣住民:
「最初はサルなんてことは思いませんので、お墓を荒らす人が近くにいるんじゃないかと不安がすごくありました」
これまでに2回、同様の被害に遭ったという男性。
被害に遭った男性:
「去年おやじが亡くなったので直したばかりで。おやじに申し訳ないなと」
応急的に網などでくくり、対策しているそうです。
被害に遭った男性:
「損害を請求するわけにもいかんし、困ったなと。絶対人間だと思ったので、どういう気分でこういうことをやるのかなという気持ちが強かったです」
サルの行動について専門家は…。
日本モンキーセンターの担当者:
「黒い墓石をのぞき込んでいるようなしぐさがありましたので、墓石に映る自分の姿に興味を持ったのかと思いました。季節を問わず、一般論ということであれば、サルは花をとても好んで食べます」

さらに、一般論とした上で…。
日本モンキーセンターの担当者:
「秋はニホンザルの交尾期になりますので、オスが木を揺すって自分をアピールするような行動が増えてくるんです」
現場付近では農作物への被害も多発していて、警察は継続的にパトロールを行うとしています。

