発足52年を迎えた宮崎車椅子バスケットボールクラブが、約1年後に地元で開催される全国障害者スポーツ大会「宮崎障スポ」への出場に向けて熱のこもった練習を重ねている。障害の重さや世代の垣根を越え、宮崎県代表として地元コートで上位進出を狙う選手たちの取り組みを追った。
発足52年の誇りを胸に
現在、20代から70代までの男女11人が所属し、宮崎県延岡市で開かれる「宮崎障スポ」に向けて、週2回の練習に汗を流している宮崎車椅子バスケットボールクラブ。

宮崎車椅子バスケットボールクラブ 甲斐義喜代表:
やるだけのことをやるしかない。宮崎県の代表として上位を目指す目標を持っています。
こう話すのは、チームの代表兼プレーヤーの甲斐義喜選手62歳。
甲斐選手は県車椅子バスケットボール連盟の会長も務めており、より多くの人が障害者スポーツに関心を持つきっかけになってほしいと、「宮崎障スポ」に期待を込める。
宮崎車椅子バスケットボールクラブ 甲斐義喜代表:
障害者スポーツを分かってもらう上でもいいことだし、車椅子バスケットをいろんなところに知ってもらうのはいいこと。
キャプテンとしてチームをけん引するのは戸髙真敬選手だ。

戸髙真敬キャプテン:
車椅子バスケは障害の重い人も軽い人も平等に出場する機会があって、それぞれの役割を持ってバスケットをするところが魅力。
高校のときに車椅子バスケを始めた戸髙選手は、競技を通じて多くの人と交流を重ねてきた。

戸髙真敬キャプテン:
車椅子の人は世の中にたくさんいるんだな、いろんな障害がある人もいるんだなと、大会に行って知ったところもあって。視野と世界が広がった感じがします。車椅子バスケは今は健常者も一緒にできるスポーツになってきているので、いろんな人に関わってもらえるようなスポーツになってほしい。
チームの得点源として存在感を放つのは52歳の髙野逸生選手だ。髙野選手の持ち味は卓越したシュート力で、ゴール下のみならず離れた位置からも果敢に得点を狙う。

髙野逸生選手:
スリーポイントシュートも練習して確率を上げて、それが決まればいいと思うし(近い)シュートは確実なシュートをどんどん決めていきたい。
さらに、車椅子を巧みに操って相手守備陣を翻弄する技術も髙野選手の強みだ。

髙野逸生選手:
(宮崎障スポでは)勝ちたいという気持ちはいっぱいあるけど、宮崎県チームとしてはいい戦いができるようなプレーをしたい。
所属選手のほとんどが全国障害者スポーツ大会へ初出場となる。

「私たちにとって宮崎障スポは力を合わせて宮崎を盛り上げる舞台です!」
宮崎障スポの車椅子バスケットボールは、2027年10月23日と24日、延岡市のアスリートタウン延岡アリーナで行われる。
(テレビ宮崎)
