プレスリリース配信元:株式会社LASSIC
テレワーク経験者1,007名に、ハイブリッドワークにおける出社日のメリット・デメリットを聞く
株式会社LASSIC(ラシック)(本社:鳥取県鳥取市・東京都港区、代表取締役社長:若山幸司、証券コード:574A、以下「LASSIC」)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、テレワーク・リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1,007名を対象に「ハイブリッドワークにおける出社日のメリット・デメリットに関する調査」を実施した。出社日に「困る」と感じる場面のうち、年代による差が最も大きいのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」で、20代26.9%が50代と60代の6.3%を20.6ポイント上回った。出社日に「よい」と感じる場面の最多は「同僚と直接会話して情報共有できる」48.6%、「困る」と感じる場面の最多は「通勤の負担が大きい」47.1%で、どちらも出社形態・年代・男女のいずれの区分でも最多であった。
サマリー
- 出社日に「困る」と感じる場面のうち、年代による差が最も大きいのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」で、20代26.9%、30代19.8%、40代14.3%、50代6.3%、60代6.3%であった。「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」「出社日に何をするかが明確でない」「出社日と在宅日の業務切替が大変」も、20代が最も高く、年代が上がるごとに低くなっている。
- 出社日に「よい」と感じる場面では、「同僚と直接会話して情報共有できる」48.6%が最も多く(出社形態・年代・男女のいずれの区分でも最多)、「雑談・偶発的な情報交換ができる」34.8%、「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」32.6%が続いた。
- 出社日に「困る」と感じる場面では、「通勤の負担が大きい」47.1%が最も多く(出社形態・年代・男女のいずれの区分でも最多)、ほかの困りごとはいずれも2割未満であった。
調査概要

以下の設問を尋ねた。
- テレワーク・リモートワーク(以下「テレワーク」)との組み合わせで、出社日に「よい」と感じる場面をすべて教えてください。(現在テレワークと出社を組み合わせて働いていない方は、過去の経験をもとにお答えください。経験のない方は「該当なし」をお選びください)(いくつでも)
- テレワークとの組み合わせで、出社日に「困る」と感じる場面をすべて教えてください。(現在テレワークと出社を組み合わせて働いていない方は、過去の経験をもとにお答えください。経験のない方は「該当なし」をお選びください)(いくつでも)
※構成比は小数第1位まで表示している(小数点以下第2位を四捨五入)。
※複数回答の設問における各回答の割合は、回答者数(全体はn=1,007、クロス集計は各区分のn数)に占める割合を示すため、割合の合計は100%を超える。
※出社形態別の3区分は、回答者が選んだ出社形態をもとにした区分である。ハイブリッド勤務454人は、週1日出社96人、週2日出社103人、週3日出社133人、週4日出社122人の合計である。
出社日に「よい」と感じる場面のうち、最も多いのは「同僚と直接会話して情報共有できる」48.6%
2つの設問は、現在テレワークと出社を組み合わせて働いていない人には過去の経験をもとに回答してもらい、経験のない人には「該当なし」を選んでもらっている。
テレワークとの組み合わせで出社日に「よい」と感じる場面を、全11項目から複数選択で尋ねた(図表1)。

組み合わせて働いた経験がないとする「該当なし」は15.2%で、全11項目中10番目である。以下ではこの回答を除いてみる。
最も多いのは「同僚と直接会話して情報共有できる」48.6%で、「雑談・偶発的な情報交換ができる」34.8%、「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」32.6%、「上司・部下と対面でやり取りできる」31.7%、「仕事モードに切り替えやすい」29.7%、「チームメンバーとの一体感が得られる」26.1%、「集中して個人作業ができる(自宅より集中できる)」23.4%、「出社日と在宅日のメリハリが業務効率を上げる」23.3%、「顧客・取引先と対面で会える」16.5%、「新人・後輩の育成・OJTができる」10.8%と続いた。
出社日に「困る」と感じる場面のうち、最も多いのは「通勤の負担が大きい」47.1%
「困る」と感じる場面は、「よい」と感じる場面とは別の設問で、選択肢も異なる。
テレワークとの組み合わせで出社日に「困る」と感じる場面を、全11項目から複数選択で尋ねた(図表2)。

組み合わせて働いた経験がないとする「該当なし」は21.7%で、全11項目中2番目である。以下ではこの回答を除いてみる。
最も多いのは「通勤の負担が大きい」47.1%で、ほかはいずれも2割未満であった。「出社日のための準備が負担」17.8%、「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」14.5%、「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」13.5%、「出社日に何をするかが明確でない」12.9%、「同僚の出社日とずれて意味のある対面にならない」12.2%、「出社日と在宅日の業務切替が大変」10.9%、「出社日が増える方向に圧力を感じる」9.4%、「出社日の業務内容が在宅日と変わらない」8.9%、「出社頻度のルールが頻繁に変わる」4.6%と続く。
出社日に「よい」と感じる場面は、いずれの出社形態でも「同僚と直接会話して情報共有できる」が最も多く、ハイブリッド勤務では52.9%
いまの出社形態によって出社日の受け止め方は異なりうるため、ここからは出社形態別に集計する。
回答者が選んだ出社形態のうち、テレワークと出社を組み合わせた週1日出社から週4日出社までの4区分は、ハイブリッド勤務にまとめる(まとめる前の人数は調査概要の注記)。
本調査はテレワーク経験者が対象で、一度もテレワークをしたことがない人は含まない。「フル出社」はテレワークを経験したうえで現在は出社のみで働いている人、「フルリモート勤務」は現在は出社していない人を指す。
テレワークとの組み合わせで出社日に「よい」と感じる場面の全11項目を、出社形態別にみる(図表3)。

「該当なし」(ハイブリッド勤務7.7%、フルリモート勤務25.4%、フル出社19.5%)を除く10項目のうち8項目で、ハイブリッド勤務が3区分のなかで最も高い。
「同僚と直接会話して情報共有できる」は、ハイブリッド勤務52.9%、フルリモート勤務38.5%、フル出社47.9%で、いずれの出社形態でも最も多い。ハイブリッド勤務では、「雑談・偶発的な情報交換ができる」39.2%、「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」36.1%、「上司・部下と対面でやり取りできる」33.7%、「仕事モードに切り替えやすい」30.2%、「チームメンバーとの一体感が得られる」29.5%が続いた。
フル出社がハイブリッド勤務を上回ったのは、「上司・部下と対面でやり取りできる」(フル出社33.9%、ハイブリッド勤務33.7%)と「仕事モードに切り替えやすい」(フル出社34.4%、ハイブリッド勤務30.2%)の2項目である。
出社形態による差(最も高い区分と最も低い区分の開き)が最も大きいのは「仕事モードに切り替えやすい」で、フル出社34.4%とフルリモート勤務17.8%の差は16.6ポイントである。
出社日に「困る」と感じる場面は、いずれの出社形態でも「通勤の負担が大きい」が最も多く、ハイブリッド勤務では54.2%
続いて、出社日に「困る」と感じる場面を、出社形態別にみる(図表4)。

「該当なし」(ハイブリッド勤務10.4%、フルリモート勤務24.9%、フル出社33.9%)を除いてみる。
こちらも、10項目のうち8項目でハイブリッド勤務が3区分のなかで最も高い。
「通勤の負担が大きい」は、ハイブリッド勤務54.2%、フルリモート勤務47.9%、フル出社38.3%で、いずれの出社形態でも最も多い。ハイブリッド勤務では、「出社日のための準備が負担」20.3%、「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」18.3%、「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」17.6%、「同僚の出社日とずれて意味のある対面にならない」15.2%、「出社日に何をするかが明確でない」14.5%が続いた。
フルリモート勤務がハイブリッド勤務を上回ったのは、「出社日のための準備が負担」(フルリモート勤務24.9%、ハイブリッド勤務20.3%)と「出社日が増える方向に圧力を感じる」(フルリモート勤務13.0%、ハイブリッド勤務11.7%)の2項目である。
出社形態による差が最も大きいのは「通勤の負担が大きい」で、ハイブリッド勤務54.2%、フル出社38.3%と15.9ポイントの開きがある。
出社日に「よい」と感じる場面で年代による差が最も大きいのは「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」、30代26.6%・50代39.5%
職場での役割や任される仕事は年代によって異なりうるため、年代別にも集計する。
出社日に「よい」と感じる場面を、年代別にみる(図表5)。

「該当なし」(20代7.8%、30代15.0%、40代17.5%、50代17.3%、60代16.2%)を除いてみる。
「同僚と直接会話して情報共有できる」は20代46.7%、30代44.0%、40代49.0%、50代50.6%、60代54.1%で、いずれの年代でも最も多い。
年代による差が最も大きいのは「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」で、20代27.5%、30代26.6%、40代32.7%、50代39.5%、60代34.2%と、50代と30代の差は12.9ポイントである。
「集中して個人作業ができる(自宅より集中できる)」は20代29.3%、30代23.2%、40代22.3%、50代23.2%、60代18.0%で、20代が最も高い。「仕事モードに切り替えやすい」は20代30.5%、30代24.2%、40代35.1%、50代27.3%、60代32.4%で、40代で最も高い。「新人・後輩の育成・OJTができる」は20代15.0%、30代13.5%、40代12.0%、50代7.7%、60代4.5%で、年代が上がるごとに低くなっている。
出社日に「困る」と感じる場面で年代による差が最も大きい困りごとは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」、20代26.9%・50代と60代6.3%
出社日に「困る」と感じる場面についても、年代別にみる(図表6)。

「該当なし」(20代10.2%、30代16.4%、40代24.7%、50代26.2%、60代31.5%)を除くと、「通勤の負担が大きい」は20代45.5%、30代48.3%、40代47.0%、50代46.9%、60代47.7%で、いずれの年代でも最も多く、年代による差は小さい。
年代による差が最も大きいのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」で、20代26.9%、30代19.8%、40代14.3%、50代6.3%、60代6.3%と、20代と50代・60代の差は20.6ポイントである。
「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」(20代20.4%、30代16.4%、40代12.4%、50代11.4%、60代5.4%)、「出社日に何をするかが明確でない」(20代20.4%、30代15.0%、40代13.1%、50代8.5%、60代8.1%)、「出社日と在宅日の業務切替が大変」(20代15.0%、30代13.0%、40代10.8%、50代9.2%、60代5.4%)は、いずれも20代が最も高く、年代が上がるごとに低くなっている。「出社日のための準備が負担」は20代19.8%、30代17.9%、40代21.1%、50代17.7%、60代7.2%で、40代で最も高い。
出社日に「よい」と感じる場面で男女差が一番大きかったのは「出社日と在宅日のメリハリが業務効率を上げる」と「仕事モードに切り替えやすい」、いずれも女性が高い
働き方や生活時間の制約は男女で異なる場合があるため、男女別にも集計する。
出社日に「よい」と感じる場面を、男女別にみる(図表7)。

「該当なし」(男性14.5%、女性15.9%)を除くと、「同僚と直接会話して情報共有できる」は男性48.2%、女性49.0%で、男女とも最も多い。
「出社日と在宅日のメリハリが業務効率を上げる」は男性19.7%、女性27.1%、「仕事モードに切り替えやすい」は男性26.1%、女性33.5%で、いずれも女性のほうが7.4ポイント高い。「チームメンバーとの一体感が得られる」は男性28.4%、女性23.7%で、男性のほうが4.7ポイント高い。残る7項目の男女差は、いずれも3.1ポイント以下である。
出社日に「困る」と感じる場面で男女差が一番大きかったのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」、男性17.6%・女性11.2%
出社日に「困る」と感じる場面についても、男女別にみる(図表8)。

「該当なし」(男性21.3%、女性22.2%)を除くと、「通勤の負担が大きい」は男性46.8%、女性47.3%で、男女とも最も多い。
「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」は男性17.6%、女性11.2%で、6.4ポイントの差がある。次いで男女差が大きいのは「出社日に何をするかが明確でない」(男性15.1%、女性10.6%)と「出社日のための準備が負担」(男性15.7%、女性20.0%)である。
まとめ)出社日に「困る」と感じる場面のうち「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」は、20代26.9%・50代と60代6.3%で年代による差が最も大きい
出社日に「困る」と感じる場面のうち、年代による差が最も大きいのは「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」で、20代26.9%に対し50代と60代は6.3%であった。「出社日が会社都合で決まり、自分で選べない」「出社日に何をするかが明確でない」「出社日と在宅日の業務切替が大変」も、20代が最も高く、年代が上がるごとに低くなっている。
出社日に「よい」と感じる場面では「同僚と直接会話して情報共有できる」48.6%が最も多く、出社形態・年代・男女のいずれの区分でも最多であった。次いで「雑談・偶発的な情報交換ができる」34.8%、「オフィスの設備・機器を使える(モニター・会議室など)」32.6%で、後者は年代による差が最も大きく、30代26.6%から50代39.5%までの開きがある。
「困る」と感じる場面では「通勤の負担が大きい」47.1%が最も多く、こちらもいずれの区分でも最多であった。
男女別では、「よい」と感じる場面の「出社日と在宅日のメリハリが業務効率を上げる」「仕事モードに切り替えやすい」でいずれも女性が7.4ポイント高く、「困る」と感じる場面では「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」が男性17.6%、女性11.2%で男女差が最も大きい。
本調査の実施・監修体制
テレリモ総研 編集責任者・所長 竹下 颯飛
調査の設計から集計・分析、レポート作成までを担当。京都大学経済学部卒、統計検定準1級。
https://teleremo.lassic.co.jp/profile/takeshita/
監修責任者 牛尾 昭昌
監修責任者として、LASSIC運営メディアの調査データ・記事編集を横断して監修。
https://teleremo.lassic.co.jp/profile/ushio/
詳細レポート
本調査をもとに、より詳細な考察を記したレポートを下記よりご覧いただけます。
ハイブリッドワークにおける出社日のメリット・デメリット|「出社日もオンライン会議ばかりで対面が少ない」20代26.9%、50・60代6.3%
https://teleremo.lassic.co.jp/telework/telework-hybrid-office-day-pros-cons/
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