ネイリストの女性が殺害された事件の裁判で、被告の男に拘禁刑20年の実刑判決が言い渡された。妻と生まれてくるはずだった子供を奪われた夫が、会見で心境を語った。
「たった20年で外出てこれちゃうの…」
殺害された小松本遥さんの夫:
たった20年で外出てこれちゃうのっていう、全然納得はしていない結果です

新婚生活のさなか、妊娠中の妻を殺害された夫が、初めて胸の内を明かした。

殺害された小松本遥さんの夫:
正直、裁判中もそうですけど、1度も謝罪がない。ちゃんとこちら側を見て謝罪することは、一回もなかったですね。
正直もう、2つの命を取られたとしか思っていないので、全てに対して怒りしかないです。
元交際相手の男「人生リセットしたい」
2025年の大晦日に、ネイリストの小松本遥さんが、水戸市のアパートで殺害された事件。

逮捕されたのは、小松本さんの元交際相手で、29歳の大内拓実被告だ。

大内被告は、位置情報を確認できる「紛失防止タグ」を埋め込んだぬいぐるみを使って、小松本さんの自宅を特定。

宅配業者を装って自宅を訪れ、小松本さんの頭をハンマーで繰り返し殴り、部屋にあった包丁で首を刺して殺害した罪と、ストーカー規制法違反の罪に問われている。

当時、小松本さんは妊娠5カ月だった。

裁判で大内被告は、「小松本さんを殺害し、交際の前に戻り、人生をリセットしたいと考えた」などと、動機について述べた。
「無期懲役を願っていた」
犯行の計画性や、被害者が妊娠中だったことなどを、裁判所がどう判断するのか注目された。

そして30日午後3時、水戸地裁は大内被告に、拘禁刑20年の実刑判決を言い渡した。

水戸地裁:
この犯行態様は非常に強固な殺意に基づく、執拗で凄惨なものである。動機は身勝手というほかない。

その上で、大内被告が罪を認めていることや、反省の言葉を述べていることなどを考慮し、求刑から1年短い20年の拘禁刑とした。

厳罰を求めていた小松本さんの夫は30日午後、会見を開いた。

殺害された小松本遥さんの夫:
(大内被告は)一度、謝罪文を読んでいたが、裁判官に向かってしゃべっていた。こちらの目を見て謝ることはなかった。
自分もそうだが、妻の両親も、やっぱり無期懲役を願っていた。
(大内被告が)たった20年で外に出て、普通の人と同じ生活を20年後すると考えると、怒りもそうだし、納得もできない。

小松本さんの夫は、控訴について、弁護士や検察官と相談して決めたいとしている。
(「イット!」9月30日放送より)

