酒どころ・高知で昔から親しまれてきた伝統の遊び「はし拳」。勝っても負けても“最後はみんなで酒を酌み交わす”。そんな宴の文化を楽しむ人たちで盛り上がった。
単純ゆえに奥深い心理戦
「はし拳」は向かい合った2人がそれぞれ手に隠し持った箸の本数を当て合うという、いたってシンプルな遊びだ。
安芸市からの参加者が「箸の単純な探り合いよね。これに尽きる」と語る言葉からも、その魅力がうかがえる。
参加者は、はし拳について「(高知の)自慢自慢、誇れるね」と語る。
プレッシャーとの戦い
2026年で58回目を迎えた「はし拳」の大会には県内外から222人が参加した。
前回優勝チーム「お宿連A」でさえ、まさかの1回戦敗退という厳しい戦いとなった。
負けても楽しい「べろべろ」の宴
勝負に負けた者は、杯に注がれた日本酒を飲み干さなければならない。
勝っても負けても、最後はみんなで“べろべろ”に。
大会は団体戦で「村の集会所 ドロメ」、個人戦で「濱長 千代子の千代福」が優勝を飾った。
地域のつながりを深め、心と心を結ぶ「はし拳」。
宴の文化は、これからも“高知の誇り”として受け継がれていく。
