無人島にキンキンに冷えたビールは届くのか? 「ドローン配送」スタート初日に密着

  • 操縦・飛行・荷物切り離しがボタン一つで全自動の配送ドローン
  • 手ぶらでバーベキューできちゃう!? 食品など約400種類を配送
  • アプリで注文「ビールはキンキンに冷えた状態で届くのか」検証

ボタン一つで全自動の配送ドローン

ここ数年、急激に進化を遂げているドローン技術。

NASAは2026年にドローン型の無人探査機を土星最大の衛星・タイタンに打ち上げ、生命誕生の謎を解明する計画を6月27日発表した。

そんな中、日本でも楽天が7月4日からドローンを使った一般利用者への有料配送サービスをスタートさせた。

楽天 ドローンUGV事業部 向井秀明ジェネラルマネージャー:
日本初のドローン配送サービス専用に開発された配送用のドローンです。

一体、どんなシステムでどんな物が運べるのか?

「ココ調」は、新たな歴史を刻んだドローン配送の初日に密着した。

スーパーから直送! 1.5km先の島まで約5分

取材班が向かったのは、神奈川県横須賀市にあるスーパー・西友リヴィンよこすか店の屋上。

横山ルリカ リポーター:
スーパーの屋上にドローンがありますよ!結構大きいですね。見たことがないような機器がいっぱい付いています。

幅1m60cm、高さ60cn。最長飛行距離は16kmで、40分間も飛び続けることができるという大型の配送用ドローン。

一般的なドローンと比較しても、この大きさ!

楽天 ドローンUGV事業部 向井秀明ジェネラルマネージャー:
配送用ですので、5kgぐらいの荷物を運ぶ必要があるので、普段見慣れているものよりはかなり大きくなっています。

このドローンで荷物を運ぶ先は、同じく横須賀にある東京湾唯一の無人島・猿島。

海水浴やバーベキューなどで、年間役20万人が訪れる人気の観光地だ。

観光客は1時間に1本出ている船に乗り、10分程で猿島へ。
一方ドローンは、1.5km先にある対岸のスーパーから5分程で直接配送する。

全自動で操縦&安定飛行

そして、このドローン最大の特徴は全自動ワンプッシュだけで操縦できるようなシステムになっているという。

楽天 ドローンUGV事業部 向井秀明ジェネラルマネージャー:
指を巧みに動かす超絶技巧は必要ないです。

GPSでルートを事前に登録する全自動で、人による操縦が必要ないためドローンにはカメラを搭載していない。

楽天スタッフ:
ドローン離陸します!

横山ルリカ リポーター:
プロペラが回りました。うわ~スゴイ、上がっていきました!重厚感がある!

さらに…

横山ルリカ リポーター:
結構風が吹いているんですけど、真っ直ぐ安定してますね。

今回は撮影のため特別にドローンにカメラを装着。

その映像を見るとほとんど揺れずに猿島へと向かっていることがわかる。

ドローンに装着した目線カメラの映像

ドローンが自動で安定性を保てるようになっているため、風などの影響を抑えて飛行しているのだ。

検証:お酒は冷えた状態で届く? アプリで注文・位置確認も

飛行時間わずか5分で猿島のヘリポートへ到着する超ハイテクなドローン。無人島までどんなものが配達できるか?

注文方法は専用のアプリ「楽天ドローン」をダウンロードし、ジャンル分けされた商品の中から選ぶだけ。

スーパーで販売されている生鮮食品・飲料・救急用品など約400種類が配送に対応しているため、島で買うことができないバーベキュー用の食材を手配することもできる。

楽天 ドローンUGV事業部 向井秀明ジェネラルマネージャー:
船は定期便なので出発の時間が決まっていると思うんですけど、ドローンですと今欲しい時により早く届けることができます

配送料は500円(税込)で、一度に4kgまで注文可能。商品をカートに入れれば荷物の重量も確認できる。

利用者からはビールなどを頼んだ場合「冷えていてほしい」「ドローンクール便のような感じで」などといった声も…

そこで、実際に注文して検証!果たしてキンキンに冷えたお酒は届くのか?

注文を受けたスーパーでは、すぐに店員が商品をピックアップし、梱包して専用ケースへ。

その後、ドローンのスタッフに引き渡され、セットしたら配送開始。

すると、飛び立ってすぐに猿島にいる利用者がドローンの姿を発見、直線距離で飛ぶ様子を確認した。

配達の状況は、スマホで随時チェックすることが可能。どの辺りを飛んでいるかが一目でわかるようになっている。

そして、配達開始からわずか5分ほどで無事に到着!したかと思いきや、荷物を置くとそのまま再び離陸…

女性A:
え、何?

女性B:
帰るんじゃない?

女性A:
あ~!え~スゴイ!

女性B:

めちゃくちゃ賢いじゃないですか!

荷物の切り離しもすべて自動。着陸するとドローンが荷物を止めていたフックを自動で外し、再び飛び立って帰っていくのだ。

そんなドローンが運んできたお酒は、冷えたままなのか?

受け取った利用者が手に取ると…

女性A:
冷えてるー!キンキンだよー!

女性B:
すごい!

女性A
テンションめっちゃあがるよね。しかもぬるくならないじゃん。ここから注文できるから。(ドローンの)付加価値がやばい!

キンキンに冷えて届いた理由は、今回のドローン配送用に西友が開発したという保冷バッグ。生鮮食品なども運ぶため、温度管理には特に気を配っているという。

楽天 ドローンUGV事業部 向井秀明ジェネラルマネージャー:
まずはこういう所で、空が物が届く利便性を多くの人に感じていただいて、法律が変わり、また機体の性能も上がっていったら、都市部でもビュンビュン飛ぶような、そんな未来も描いていきたいなと思っています。

天候不良や不具合など、安全を最優先して中止することもあるが、ドローン配送は7月~9月の間、木・金・土の週3日で実施され、1日最大8便を予定している。

こんなところにも!開発進む “無人化”

近未来を目指して開発されているものは、他にもある。

日産自動車とDeNAは、完全無人のタクシーサービス「Easy Ride」を共同開発。現在、2024年頃の実用化を目指して実証実験中だ。

さらに、人手不足が深刻となっている農業では、inahoから「自動野菜収穫ロボット」がまもなく実用化されるなど、さまざまなことが無人で出来る時代が、すぐそこまできている。

inaho「自動野菜収穫ロボット」

(「めざましテレビ」『ココ調』7月12日放送分より)

(「めざましテレビ」特設サイトでは、「今日のココ調」など人気コーナーのコンテンツが無料で楽しめます!特設サイトはこちら

めざましテレビの他の記事