“ド派手成人式”の北九州市で衣装代の未払いが横行 「ショックで・・・」店長が語る悲痛な思い

カテゴリ:国内

  • “ド派手成人式”で有名な北九州市で、衣装代の未払いが横行
  • “音信不通”になる利用者 店側は「ショック・・・もうどうしたらいいの」と悲痛
  • 「代金を払わなくていい」という悪質なうわさが・・・

「ド派手成人式」の北九州市 衣装代の未払い横行

「日本一ド派手な成人式」と言われる福岡県北九州市で、あることが問題になっている。それは衣装代の未払いだ。

北九州市の「衣装みやび」・池田雅店長は、「損とか得とかで考えてはないです、正直言って」と言いつつ、やるせない思いを語ってくれた。

約140万円分のレンタル衣装代を支払っていない客もおり、約900万円にものぼる成人式のレンタル衣装代が未払いだという。
店は2017年と2018年の利用者、少なくとも30人を提訴した。

“ド派手成人式”の文化・・・若者たちは?

北九州市の成人式は、毎年ド派手な衣装が話題になる。
2019年の干支にちなんだ、イノシシ頭の男性は普段の姿を見ると、さわやかな好青年だ。普通の男性も、成人式は張り切るという。

また、「日本で一番目立ちたくて 40万円近くかけました」と話してくれた、みやびの利用者の男性もいた。
もちろん彼らは衣装代をきちんと支払っている。

晴れの舞台を演出する衣装レンタル店として北九州で名高いみやび。
店内には様々な花の模様が描かれている振袖があり、 ゴージャスだ。

成人式当日の店内の様子を見てみると、多くのリーゼント姿の新成人がおり、午前2時から大混雑している。

3人がかりで翼を付けるなど、従業員は大忙し。高価な素材、手の込んだ刺しゅうなどのオーダーが多いという。

2018年、みやびで新選組のような衣装を作り、現在は就職活動中の嶋田恋さんは、「父さんが成人式の費用を払ってくれたが、社会人になって親孝行して返せるかえらいいなと思う」と話す。

未払い客について聞くと、「着付けとかもしていただいているので、返すのが筋だと思う」と語った。

成人式の衣装代は?

成人式の服装にかける費用について、東京のある大学で行ったアンケート。
女性で一番多かったのは、「20万円以上」の34パーセント。
男性では、「1万円以上5万円未満」が43.5パーセントで一番多かった。

みやびでは、6万円~40万円の価格帯で、男性の利用者が多いという。
高額なものになると、衣装代、のぼり旗などを含めて100万円以上にものぼるという。

支払いは、基本前払いだが、家庭の事情なども考慮し、みやびは、クレジット払いや、式の後払いを認めているという。

電話も郵便も無視・・・“後払い”を悪用する客

しかし、この後払いのシステムを悪用する客が続出した。ほとんどの客は普通に衣装代を支払っているが、6~7年前から未払いが増えたという。

みやびの池田雅店長は「とにかく音信不通電話も出ないし、郵便を送っても無視される」と話す。

“代金を払わなくてもいい”という悪質なうわさ

なぜ、ここまで未払いが増えたのか。
過去にみやびを利用した人は、「代金を払わなくてもいいというふうなうわさは、実際流れている状態ですね。ずっと上の代から、そういう話が回ってたっていうか」と話す。

未払いでも平気という悪質なうわさが出回っていたのだという。

ショックで…もうどうしたらいいのって」と悔しそうに語る池田雅店長。
「成人しての心構えというか、未払いの人はこれから社会を生きていくのに、ちゃんとルールを守ってほしい」と話した。

未払いにどう対応すればよいのか

未払いなどの訴訟問題に詳しい、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士は、未払いへの対応について、
訴訟前でも銀行口座の仮差押えが可能
裁判になれば債権の時効が止まる」と指摘する。

(「めざましテレビ」5月16日放送分より)

めざましテレビの他の記事