海外との往来が盛んになるゴールデンウィークを前に、鹿児島市で税関の職員らが通行人にチラシを配り、密輸に巻き込まれないよう注意をよびかけました。

「密輸防止のキャンペーンです」

4月26日朝のJR鹿児島中央駅前です。

鹿児島税関支署や海上保安部の職員ら約30人がチラシやメモ帳などを通行人に配り、覚醒剤などの不正薬物や金の密輸に巻き込まれないよう注意を促していました。

ゴールデンウィーク期間中は海外との行き来が多く、密輸の危険性が高まる期間とされています。

鹿児島税関支署によりますと、旅行先で中身を知らずに他人から預かった荷物に不正薬物が入っていて、空港で摘発されてしまうなど、知らない間に犯罪に関わってしまうケースもあるということです。

鹿児島税関支署 総務課・小牟禮秀一総務課長
「知らず知らずのうちに不正薬物を日本に持ち込む運び屋にならないように、知り合いであっても、中身が分からない物を預かって日本に持ってくることがないよう気をつけてほしい」

2023年、不正薬物の押収量は全国で2トンを超えていて、県内でも香港から液状大麻を持ち込んだとして、30代女性が摘発されています。

税関では25日から5月12日までを取り締まり強化期間とし、手荷物や貨物の検査を強化するということです。

鹿児島テレビ
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