女性の県外流出に歯止めをかけようと、秋田県は23日、女性の活躍推進に向けた2024年度の取り組みを示した。

 県は、人口減少の課題解決にかける費用として、2024年度の当初予算に87億円余りを計上している。この中で、女性の活躍推進を強化することにしていて、23日、2024年度の計画が県議会の各会派に示された。

 計画は、「県民の理解促進」「若年女性の定着・回帰」「企業経営者の理解促進」「女性自身の意識改革」の4つの柱で構成されている。

 県によると、2022年10月からの1年間の15~29歳の女性の社会増減は、マイナス1333人となった。マイナスではあるものの、ここ数年は改善傾向がみられている。

 県は「賃金が高い都市部の企業の誘致が進んだことで、若い世代の県内志向が高まった」と分析している。

 佐竹知事:
「全部誘致企業に行くと地元企業が困る。だから地元も努力することが必要」

 一方で佐竹知事は、地元企業の給与水準向上を今後の課題に挙げた。

秋田テレビ
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