23日、県庁を訪れたのは七尾市出身のパティシエ、辻口博啓（つじぐち・ひろのぶ）さん。世界で活躍するパティシエです。
地震発生から10日でふるさと七尾市に足を運んだ辻口さん。3万個のお菓子を届け地元の仲間たちと炊き出しも行いました。
辻口博啓さん：
「お菓子とか、子供たちの余暇になるもの。安心するものが少ないという事だったので。僕はパティシエなので、美味しいお菓子を地元に届ける」
そう話していた辻口さんはSNSで募金への協力を呼び掛けパティシエ鎧塚俊彦（よろいづか・としひこ）さんなど全国に支援の輪が広がっていました。
辻口博啓さん：
「会ったことのないパティシエさんから連絡頂いたり、色んな方が「うちも募金箱を置かせてくれ」と連絡が」
約3カ月半で集まった善意は3000万円以上。その目録を馳知事に手渡しました。辻口さんに賛同した人の中にはこんな人も…
なすびさんのメッセージ：
「辻口さんとは日本スイーツ協会さんを通じてご縁を頂いて。（義援金が）石川県民に直接届くなと思って協力させて頂きました」
能登でボランティア活動も行っているタレントのなすびさんです。当初は23日、一緒に訪れる予定でしたが、仕事の関係で叶わず。それでも動画を観た馳知事は…
馳知事：
「観光大使！観光大使に指名！」
人々を魅了する新しいスイーツを生み出す辻口さん。今年フランスでお披露目する新作ショコラにはこんな思いが…
辻口博啓さん：
「世界大会に持ってくチョコレートを今、作って、今準備している、そのテーマが能登の復興で能登にある食材をしっかりとチョコレートにして持っていこうとしています。早く復旧して頂いて、また能登で能登の食材をしっかり使った料理イベントをやりたいなと思っています」
