20日に東京・伊豆諸島の鳥島沖で大村航空基地所属を含む海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落し、1人の死亡が確認されました。

事故は、幹部が部隊の技術などを確認する「査閲」の最中に起きたということです。

事故では海上自衛隊のヘリコプター2機に乗っていた8人のうち、1人の死亡が確認され、7人の行方が分からなくなっています。

木原防衛大臣は2機のフライトレコーダーを解析したところ、飛行中の機体に異常を示すデータは確認できなかったとしています。

木原防衛相
「飛行中に機体に異常があったと示すデータは確認されていない。事故原因を分析中ですが、それ以外の理由 様々なことがあり得る」

事故は部隊の技術を幹部が確認する「査閲」の最中で起きました。

3機の哨戒ヘリは、敵の潜水艦を上空から探知し、護衛艦に情報を伝える訓練をしていて、探知している最中に2機が空中で接触したと見られています。

海上自衛隊によりますと、1機は大村航空基地の所属で地元の隊員が乗っていましたが、これまでに名前は公表されていません。

防衛省は事故調査委員会を設置し、行方不明の7人の捜索を続けるとともに、フライトレコーダーのさらなる解析を進めて事故の詳しい経緯を調べています。

一方、海上自衛隊は今回の事故を受けて同じタイプのヘリコプターの訓練飛行を取りやめていますが、離島の急病人の搬送や災害派遣などの任務には影響はないとしています。

テレビ長崎
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