“物価高”に直面するなか「宝くじ当たらないかな」と思ったことはないだろうか?高額当せんを夢見る人が集うのが、宝くじチャンスセンター。2021年には1等6億円、さらに2024年3月には1等2億7508万4000円が出た「持っている売り場」が福島県棚倉町にあるという。人口1万3000人。町唯一の売り場に舞い降りた、幸運の秘密に迫った。

<高額当せん後 訪れる人が増加>
2021年の高額当せんに続き、2024年3月の2億7000万円の当せんが出た「棚倉チャンスセンター」 当せん発表後から、購入客が2割ほど増加したという。
訪れた人は「自分も当たりたい。当たりたいから買っている」「ロト6は考えて当たる可能性がある。次は俺だ!」「夢ですね。ドキドキ・ワクワク。皆そうして宝くじを買うんじゃないですかね」と話し、夢が膨らむ。

<609万6454分の1の奇跡>
棚倉チャンスセンターの責任者・後藤剛さんは「高額当せん自体が珍しい。やはりそれが2回続くという事は非常に珍しい事。1等当せんによって、周りの方が興味を持ってくださるので、購入に繋がっていく事がうれしい」と話す。
実際にどのくらいの確率なのか?ロト6の場合、1から43の数字の中から異なる6つの数字を選ぶ。6つの数字が全て一致すれば1等となるが…みずほ銀行によると、その確率は609万6454分の1だという。

<パワースポットのおかげ?>
なぜ町唯一の売り場に、高額当せんが集中しているのか?その答えを求めて…町のトップに直接聞いてみた。湯座一平町長が明かしてくれたのは、いわゆる“パワースポット”の存在だった。
「棚倉町には”一の宮”神社が2つある。一つは八槻都々古別神社、もう一つは馬場都々古別神社。ここの神社に来ると、感じるものがあると良く言われる。そういう意味では何か運を引き付ける力がある場所なのだろうなと思っています」

<幸運に出会える町>
「一の宮」とは格式の高い神社のことで、同じ自治体に2つあるのは珍しいとされている。幸運に出会える棚倉町…そんな街づくりを進めていきたいと、湯座町長は話す。
「宝くじが観光の1つとして、棚倉町に来てパワースポットをまわって、宝くじを買って帰って、もしも当せんするとなれば良いと思います」

全国にも「当たる」とされる有名な売り場はあるが、棚倉町が新たに加わるのか?
人口1万3000人、町唯一の売り場から目が離せない。

福島テレビ
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