イラクの首都・バグダッドの南で19日、イランが支援する民兵組織の軍事基地で爆発があった。
イスラエルとの関連はわかっていない。

イラク国営通信などによると、バグダッドの南にあるイランが支援する民兵組織の軍事基地で、19日深夜に爆発があり、1人が死亡、8人が負傷したという。

爆発の原因はわかっていないが、アメリカ軍は攻撃を否定したほか、CNNテレビは、イスラエル当局者が「この爆発に関与していない」と話したと伝えている。

一方、イラクにいる別の武装組織が20日、イスラエルの犯行だと主張し、イスラエル領内へ攻撃を行ったと発表した。

中東情勢をめぐっては、イラン中部のイスファハンで19日に爆発があり、アメリカメディアは、イスラエルがイランによる大規模攻撃への報復措置として攻撃したと伝えている。

これまでイランは抑制的な対応をしているが、イラクでの爆発により双方の緊張が高まり、中東情勢がさらに緊迫化することが懸念される。