5月に三重県桑名市の多度大社で開かれる「上げ馬神事」に向け、祭りの馬に本番と同じ坂を走らせる訓練が行われました。

 20日朝に多度大社で行われた訓練には、祭りの参加者約200人と馬9頭が集まり、乗馬のインストラクターの指導のもと、祭り本番で走る坂を駆け上がりました。

 上げ馬神事をめぐっては、馬への威嚇行為や骨折した馬の殺処分に批判が相次ぎ、主催者側は高さ2mの土壁を無くし、坂を緩やかにするなどの改善策を示していました。

 訓練も改善策の一つで、馬が落ち着いて坂を上がれるよう事前に慣れさせるのが目的です。

多度区騎手の水谷蓮治さん(17):
「馬について知っている人が多くて、聞けることが多かったのでやりやすかった。去年より安全なように丁寧にできればいいかなと思っています」

 上げ馬神事は5月4日と5日に行われます。

東海テレビ
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