17日夜、四国地方で発生した震度6弱の地震で、これまでに10人のけが人が確認されている。

被害が出ている愛媛・愛南町「石垣の里」から、関西テレビ・酒井麻衣記者が中継でお伝えする。

震度6弱を観測した愛南町の石垣の里は、“日本の美しい歴史的風土100選”にも選ばれた石垣の立ち並ぶ地域だが、17日の地震の影響で、10カ所ほど石垣が崩れてしまったという。

近くの石垣は、2メートルほどにわたって崩れ、道をふさいでしまっている。

地域の人の生活道路になっていて、現在のところ迂回(うかい)路があり、大きな影響はないということだが、さらなる揺れで被害が拡大しないか心配している人もいた。

ほかにも、民家のすぐ近くまで石が崩れてしまっているところもあったが、けが人はいなかったという。

愛南町外泊地区・吉田幸稔区長「一番揺れたかなっていうぐらいの揺れだったんですけど、20秒程度ぐらいじゃなかったのかな。今回の揺れからしたら、崩れるのも仕方ないなとは思いますね。人的被害がなかったのが一番よかったことかな」

今後、石垣は地域の人たちが協力して手作業で修復していくという。

FNN
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