病気など様々な理由で十分に教育を受けられなかった人などが通う県立の夜間中学が、鳥取市に12日に開校しました。県立としては中国5県で初めての開校です。

「学びの森学園を開校します」

鳥取市であった鳥取県立学びの森学園の開校式には、新入学生と関係者約80人が出席しました。式では、鳥取県の足羽英樹教育長から山口京子校長へ学園の校旗が手渡されたあと、校歌を作詞作曲したシンガーソングライターの杏沙子さんが校歌を披露しました。
続いて新入生代表が決意を述べました。

新入生代表・田中ひとみさん
「この学びの森学園で仲間と共に学び、何でも話せる信頼しあえる人間関係を作って、この学びのチャンスを無駄にしないように元気に頑張ります」

学びの森学園は、不登校や病気などで十分な教育が受けられないまま中学を卒業したり、小中学校で卒業そのものができなかった人たちを対象としてして、県立としては中国5県で初めての夜間中学です。今回入学したのは10代から60代の10人で、夕方から1日4時間の授業を無料で受講します。

学びの森学園・山口京子校長
「学びの経験に差があるので、それぞれのニーズを伺いながらここで学んで良かったなと思えるような丁寧な「学びなおし」になればいいなと思う」

学園は、来週月曜日から授業を始め、新入生が「学びなおし」の学園生活に入ります。

TSKさんいん中央テレビ
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