新年度期待のアスリートは、5つの種目で日本一を目指す五刀流アスリート、堀田みず希選手。
この春、地元の高岡商業高校に入学し新たな目標を語りました。

レスリング、空手、柔道、ボクシング、相撲。

この5種目の格闘技すべてで全国大会に出場した実力を持つ五刀流アスリート、堀田みず希選手です。

格闘技との出会いは2歳の時。
空手の元日本代表だった母親の教えのもと空手を始めると、才能はすぐに開花。
両親の勧めもあって、ほかの格闘技にも取り組むと、抜群の身体能力と闘争心で気づけば敵なし。
小学3年生で「5刀流」になりました。

*堀田みず希選手(当時小学4年生)
「5つの競技で(五輪に)出てみたい。金メダルをとってみたい」

あれから7年…。
堀田選手は高校生に。

*高岡商業高校1年 堀田みず希さん
「たくさんの期待と不安を胸に高岡商業高校に入学しました。先輩方のような素晴らしい高商生になれるよう日々精進します」

9日高岡商業高校では、新入生と在校生が初めて顔を合わせる対面式があり堀田選手は新入生を代表してスピーチ。
県外の強豪校からも多くの勧誘がありましたがその誘いを断り、堀田選手は進学先に地元の高校を選びました。

*高岡商業高校1年 堀田みず希さん
「小さい時から地元にたくさんお世話になって、高岡市も富山県も色んな人にお世話になった。高校までは自分が頑張ることで、地域の方々に元気を届けられたらいいなと思った」

入部先に選んだのがレスリング部です。
部員はわずか3人。
小さい頃、練習で通い世話になりました。

レスリングでは、小学生時代に3度全国優勝しましたが、中学時代はコロナ禍やケガなどもあり頂点に届かず。
高校では再び日本一を目指します。

もちろん、練習はレスリングだけではありません。
部活動を途中で抜け、今度はボクシングの練習へ。

*高岡商業高校レスリング部 加藤和弥顧問
「ボディバランスがすごく良くて、色々な格闘技をしているからだと思う」

堀田選手の1週間のスケジュールを見せてもらうと…。
放課後はレスリング部の練習の後、午後7時ごろからもう一種目練習を行います。
かなり過密なスケジュールですが、5種目に共通する格闘技の感覚を研ぎ澄ませていくために堀田さんは決して弱音を吐きません。

部活動が休みの水曜日は、高岡から40分ほどかけて富山市内の武道館に…。
空手は、今でも母の千宴子さんの指導を受けています。
先月は、直接打撃を加えるフルコンタクト空手の全国大会で見事優勝を果たしました。

そして30分ほどで空手の練習を終えると、今度は柔道着姿になって登場。
午後9時まで休む間もなく練習を行いました。

*高岡商業高校1年 堀田みず希さん
「1日1日がすごく大変で、高校では学校の後すぐ部活があって、このあと別の練習になってくるので、これから中学校の時よりもっときつくなってくるが、将来のためと思う」

高校で五刀流にさらに磨きをかける堀田選手、今後の目標は。

*高岡商業高校1年 堀田みず希さん
「まずはレスリングのインターハイで優勝することが目標。ほかの種目の空手とかはインターハイがないが、全国大会で優勝できるように頑張りたい」

富山テレビ
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