外国為替市場の円相場が、約34年ぶりに1ドル = 152円台まで下落した。
外国為替市場の円相場は、日本時間の10日午後9時半過ぎに1ドル = 152円台に突入した。
アメリカ労働省が10日に発表した3月の消費者物価指数が、前の年の同じ月から3.5%の上昇と市場予想を上回ったことで、アメリカが利下げする時期が遅れるとの見方が市場で広がり、日米の金利差を意識した円売りドル買いが強まった。
市場関係者からは、アメリカの長期金利への影響は限定的だったことから「さらに円安とはなりにくい」との見方も出ている。