宮城県白石市では、地元の伝統工芸に触れてもらおうと小学生によるこけしの絵付け体験が行われました。

この絵付け体験は毎年5月に白石市で開かれる「全日本こけしコンクール」に合わせて市内の小学校などで行っているものです。

4月10日、越河小学校の6年生の児童7人が、地元の弥治郎系のこけし工人小倉勝志さんから描き方を教えてもらいました。
児童たちは小倉さんのアドバイスを受けながら墨や絵の具で、長さ18センチのこけしの形をしたミズキの木に顔などを描いていきます。
細い筆を使って、顔や模様を一筆一筆慎重に入れて、思い思いのこけしに仕上げて行きました。

体験した児童
「丸かったので描きづらかったところがむずかしかった。」
「細い筆で細かい絵を描くところが楽しかった。後ろの模様とか細かいところを見てほしい。」
「桜の花びらを頭とか服に散らして春の感じを雰囲気を出した。」
「一本線のところを工夫してつけた。」

児童たちのこけしは5月3日から始まる全日本こけしコンクール会場の白石市のホワイトキューブに展示されます。

仙台放送
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