宮城県蔵王町の「蔵王エコーライン」では「雪の回廊」を楽しむイベントが始まり、初日の4月10日、多くの観光客が訪れました。

記者リポート
「冬季閉鎖を終えて、4月末に開通する蔵王エコーライン。今だけ最高8メートルにまで積もった大きな雪の壁の間を歩いて楽しむことができます」

蔵王町で10日から5日間行われる「雪の壁ウォーク」。4月26日の蔵王エコーラインの開通に向けて、除雪したことで生まれた往復2キロメートルほどの「雪の回廊」を歩くことができます。

最も積雪があるのは、標高およそ1500メートルの地点で、8メートルの高さまで降り積もった雪の壁を見ることができます。この「雪の壁ウォーク」。去年は4日間の日程で行われ、2000人以上が参加しました。

10日は、全国各地や台湾、中国などからおよそ330人が参加し、車の通らない蔵王エコーラインをゆっくり歩いたり写真を撮ったりしながら満喫していました。

仙台市から
「こういう雪の回廊というのはやっぱり見たことないから来た。こういう高さだから圧巻するね」

台湾から
「両親を連れて初めてここに来ました。雪の壁は本当に美しく楽しかったです」
「雪は北海道で見ていたが、こんなにも興奮するのは初めて。こうして歩けたのは格別な経験でした」

中国から
「本当に雪の壁の高さにびっくりました。空気も良いし、青空で楽しいです」

蔵王町の観光物産協会によりますと14日までの5日間でおよそ1300人が訪れる予定で、現在も旅行サイトなどでツアーの予約を受け付けているということです。

仙台放送
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