人手不足が課題となっているバスやトラック、タクシー業界の人材を確保しようと陸上自衛隊目達原駐屯地で、定年退職を控えた自衛官向けの説明会が初めて開かれました。

この説明会は、ことし10月以降に定年退職を迎える予定の自衛官に、再就職先として業界に関心を持ってもらおうと、佐賀運輸支局などが初めて開いたものです。
10日は陸上自衛官約30人が参加し、担当者から事業の説明を受けたあと、バスやトラックに乗りドライバーの運転を間近で見たり、操作方法などのレクチャーを受けたりしていました。

【タクシー会社担当】
「実際にお会いして車両を見て頂きお話しできてよかった」
【自衛官】
「まだ明確には決まっていないが、今回の体験で選択肢の1つになったと考えている」

バスやタクシー、トラックなどのドライバーの時間外労働時間を法律で規制するいわゆる「2024年問題」ではドライバーの人材確保が課題となっています。

佐賀運輸支局によりますと、自衛官は56歳で定年を迎える人が多く年齢的にも若いことから、即戦力として期待が寄せられているということです。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。